【助成金活用①】トライアル雇用奨励金

2016-05-02

助成金は上手に活用すると、「お金ももらえて」「会社の目的も達成できる」とても、メリットがあるものです。
ただし、助成金=お金、目当てになってしまうと、手間と時間がかかる割には、そこまでのお金にならなかったということになるかもしれません。
各々の助成金が出来た意味を理解して、その中で、会社の目的とマッチした助成金がある場合には、是非検討してみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介する助成金は、トライアル雇用奨励金です。 hinagesi_s

この助成金のパンフレットの表題には、「職業経験、技能、知識の不足などにより就職が困難な求職者を試行的に雇用する事業主の皆さまへ」とあります。

企業は人不足の時代に入ってきています。
ただし、だからと言って、誰でもいいということは、ありません。
出来るだけ、優秀な人に入ってほしいというのが本音でしょう。
なのにも、関わらず、「経験・技能・知識不足」なんて書かれてると、正直、ちょっとがっかりしてしまうかもしれません。

うちは、少数精鋭だから、優秀な人しかいらないという会社さんには、使えない助成金です。
でも、逆に経験不足の人は、若くて伸びシロがあるかもしれない。
技能不足の人は、他の会社に染まってないから、一からこの会社で育てて頑張ってもらえるかもしれない。
知識や経験より、人柄が重要!
と考えてる会社さんには使える助成金かもしれません。

トライアル雇用の対象者は、いわゆるずっと無職だったり、フリーターだったりする方だけではありません。
対象者には、子育てを終えた主婦の方なども入っているので、少し落ち着いた女性に適任な職種で求人を出す会社さんには使えると言えるかもしれません。

→「妊娠・出産・育児を理由に離職し、紹介日の前日時点で、安定した職業に就いていない期間が1年を超えている」

奨励金の支給額は月額最大4万円(最長3か月間)なので、最大12万円です。
額としては、それほど多いわけではないですから、やはり、お金目当てで申請するような、種類のものではありません。
ただし、上手に活用すると、長く働いてくれる人材に出会えるかもしれないなと思える助成金です。

【助成金の流れ】
事前にトライアル雇用求人をハローワーク、地方運輸局、職業紹介事業者に提出。

これらの紹介により、対象者を原則3か月の有期雇用で雇い入れる。

トライアル雇用開始日から2週間以内に、実施計画書(雇用契約書等添付)を提出。

トライアル雇用終了日の翌日から起算して2か月以内に、事業所管轄のハローワークまたは労働局に支給申請書を提出。

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